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音と光の、時空を超えたセッション

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REgのダウンロード

最新のリズムエンジンをダウンロードしてください(過去のバージョンは動作しません)2003/07/23

必要な環境

  1. Windows または MacOSで動作するコンピュータ
  2. PentiumIII 500MHz (800MHz以上を推奨) または PowerPC G3 500MHz (700MHz以上を推奨)
  3. DirectXまたはOpenGL対応のグラフィックアクセラレータ(推奨)

ダウンロードとインストール

  1. 以下のWindows用 または Macintosh用のファイルをダウンロードしてください。

    REg200.rar (10MB) for Windows

    REg200.zip (12MB) for Windows

    REg200.sit (10MB) for Macintosh

  2. 適当なディレクトリに解凍してください。| WinRAR | WinZIP | StuffIt Expander |
  3. 生成された[REg200e+]フォルダの中の[REg.exe]または[REg]をダブルクリックすると起動します。

(webmaster) derin@photon01.co.jp

[リズムフォレスト]はこちら

運勢天気予報『AWA』はこちら

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ニュース

3/4,2004
ケータイ植林音楽ゲーム[
音玉(オトダマ)]のサービスを開始しました。

otodama

11/8,2003
阿佐ヶ谷美術専門学校デジタルメディアデザイン科三年生「ネットワークエンターテインメント」の優秀三作品をアップしました。

8/12,2003
www.art-action.org主催の国際ネットアートフェスティバル「Paris/Berlin 2003」にREgが出品、三ヶ国語カタログに掲載されることになりました。

7/23,2003
リズムエンジンがアップデートされました(2.0e+)。

3/12,2003
植林ネットワークゲーム[リズムフォレスト]プロジェクトがスタートしました。

11/24,2002
[The Australia-Japan New Media Gallery ]にフォトンが紹介されました。

10/11,2002
WORLD PC EXPO』(東京ビックサイト)10月16日(水)14:00〜16:30「ブロードバンド/情報化トラック」C2「Webコンテンツビジネス成功のキーワード・Web3Dのすべて」|『可視化情報学会ビジュアリゼーションカンファレンス』(ゆりかもめテレコムセンター駅・タイム24ビル)10月25日(金)10:00〜17:00
にて、深野暁雄氏のセミナーで『リズムエンジン』『リズムフォレスト』が紹介されます。

2002.08.29
『インターネットマガジン』10月号にリズムフォレストの紹介と、フォトンのオフィス取材記事が掲載されています。

2002.08.05
朝日新聞サイト』にリズムエンジンが紹介されました。

2002.07.26
SIGGRAPH2002でのリズムエンジン・リズムフォレストのプレゼンテーション(Room 206B / Henry B. Gonzalez Convention Center / San Antonio, Texas USA)は好評のうちに終了しました。当日配布したハンドアウトはこちらです。
Page1』『Page2』(PDF書類)

2002.07.20
リズムフォレスト』プロジェクトのサイトを公開しました。

2002.07.19
REgオリジナルスキンワークショップ』(阿佐ヶ谷美術専門学校デジタルメディアデザイン科3年)を公開しました。(英語版)

2002.07.16
REg forum』がオープンしました。(英語版)

2002.07.14
『RhythmEngine2.0e』を公開しました。LOD (Level Of Detail) が実装され、一部のWindows環境におけるメモリ使用量の問題が解決されました。

2002.07.07
REgミラーサイト』が公開されました。アメリカIceDragon.comのMatt Horn氏の好意によるものです。感謝!

2002.07.04
リズムエンジンver3.0の開発を開始しました。7/25に、SIGGRAPH2002にて発表の予定です。発表者リストはこちらでご覧になれます。次ヴァージョンの詳細は近日中にお知らせいたします。

2002.07.03
urbanraw』(boredomreserch)に掲載されました。

2002.06.20
AudioVisualizers.com』、『Internet Product Watch』、『SoundToys』に掲載されました。

2002.06.04
2002年全日本電子楽器教育研究会シンポジウム』(於/こまばエミナース)
の研究発表「インターネットを利用した音楽共同製作の現状と可能性」(吉原太郎/山梨大学非常勤講師、昭和音楽大学非常勤講師)にて紹介されます。

2002.06.01
SHIFT』のNEXT02特集記事に紹介されています。

2002.06.01
[リズムエンジン]雑誌への掲載情報です。
・「Yahoo!BBマガジン」6/18発売号
・「Graphics World」5/8発売号
・「MacPeople」5/29発売号
・「ASAHIパソコン」5/29発売号
・「日経ネットナビ」5/29発売号/付録CD-ROMに収録されます。
・「iP!」5/29発売号/付録CD-ROMに収録されます。
・「インターネットマガジン」5/29発売号/付録CD-ROMに収録されます。
・「SHIBUYA PPP」2002年春号(渋谷区限定出版)

2002.04.21
5/2,3に開催される『NEXT02』(東京都写真美術館)で[リズムエンジン]のパフォーマンスを行います。

2002.04.13
Rhizome.org』のアートベースに[リズムエンジン]が収蔵されました。
COSMOWORLDS』(オランダ)、『Neural』(イタリア)に紹介されています。

2002.04.09
SIGGRAPH2002』(7月、アメリカ・サンアントニオ)でのプレゼンテーションが決定しました。

2002.03.16
[リズムエンジン]ver.2.00(公開用バージョン)を公開しました。

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文化的背景とコンセプト

「リズムエンジン」(REg)は、「文字のやりとり」「リアルタイム志向」が主流になりつつあるweb世界に対して、「音楽」と「映像」を主体にした、新たな非同時コミュニケーションの在り方を提案するプロジェクトです。参加者たちは、コンピュータ空間の中で「他者、そして自分自身の記憶」と出遭い、セッションしながら無限の音楽を紡ぎだしていくことで、時空間を超え、体験と記憶を共有します。

電子メールの例を見れば明らかなように、そもそもwebの世界は非同時、非同場所のコミュニケーションに根ざしたものです。近年のブロードバンド化が同時コミュニケーションの追求と重なり合い、例えば電子メールからメッセンジャーへと、コミュニケーションに用いられるツールが移行しつつあります。しかし、いくら同時性(利便性)を追求したとしても遅れは決してゼロにはなりません。また、2ミリ秒と1ミリ秒の「遅れ」の差の追求に、それほど意味があるでしょうか?

best shot

私たちの国日本では、道ばたに生える樹木や路傍の石に物語を見いだして、過去に想いを馳せ、また、未来の誰かに対して自身の想いを遺(のこ)すといった、時間を隔てて「場所」を触媒に「想い」を通わせる文化が、古来から育まれてきました。人間同士の出会いや会話は、時間や場所をへだてても、心の中で起こり得ます。

果てしない利便性の追求は、ときに殺伐とした世界を生み出していく危険性をはらんでいます。我々は、空間、そして時間を隔てて、なお他人と触れあい、こころを受け継いでいくことができるwebの可能性を、今こそ再評価するべきだと考えています。

また、コミュニケーションの歴史を振り返ってみると、古来、メッセージは口伝で、歌唄で、また身振り手振りで、時間、そして世代を越えて「受け継がれて」きたものでした。印刷物の登場は、物質にメッセージを刻み込むことを可能にしましたが、反面、「音」そして「ジェスチュア」が実現する豊かな世代を越えた表現力、情感は損なわれていないでしょうか?

我々は「リズムエンジン」を通して、「場所を媒介として、過去から未来に受け継がれるセッション」「音楽と映像により、豊かな情感を持つセッション」を提案します。


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システムとあそびかた

[リズムエンジン空間]にログイン

  1. まず、好みのキャラクターを選択し、あなた自身の氏名(「@」は使えません)、いま居る場所(例えば自分の部屋、街、国・・・なんでも構いません)、メールアドレスを入力し、「リズムエンジン空間」にログインします。

    select and load

  2. REg public sphere [リズムエンジン空間]には、他のキャラクターたちが自由に浮遊し、動き回っています。

    これらのキャラクターは、コンピュータプログラムが操作しているのではなく、また「リアルタイムに」ネットの向こうに居る誰かが操作している訳でもありません。

    過去に「リズムエンジン空間」で、どこかの誰かが操作したキャラクターの行動がサーバに記録されていて、これまでの参加者のうち、ランダムに呼び出されたいつか・どこかの8名(Macintosh版では6名)すべての記録が同時に再生されています。

    つまり、「リズムエンジン空間」で飛び回っているキャラクターは、一年前のニューヨークの誰かかも知れないし、一ヶ月前の東京の誰かかも知れません。また、もしかすると数時間前の自分自身である可能性もあります。

    REg matrix

    「リズムエンジン空間」では、キャラクターの人数分の”各々の時間”が、すべて同時に存在しているのです。


いつかどこかのだれかとセッション

  1. キー操作の割り当て
  2. まず誰かに追いつきましょう。誰かにくっつかないと、キーボードを叩いても何も起きません。
    他のキャラクターと接触すると、相手キャラクターは音楽を発し、カラフルな文字を吹き出しはじめます。

    session start

  3. キーボードを叩くと、各キーに対応したサウンドが奏でられ、文字が自分キャラクターの頭上に吹き出します。

    hello 例えば「HELLO」とキー入力すると、「H」「E」「L」「L」「O」のカラフルな文字、そして各々のキーに対応したサウンド、つまり言ってみれば「「HELLO」のフレーズ」が奏でられる仕組みになっています。

    相手が発する音楽と映像は、過去に「リズムエンジン宇宙」で、相手キャラクターを操作した「いつかどこかのだれか」が奏で、吹き出した音楽と映像が再生されたものです。

    つまり、時間と空間を越えた音楽と映像のやりとりが発生するわけです。逆の立場から見れば、プレイヤーは「未来に対して」音楽と映像を遺しておくことができる、ということになります。こうして、すべての参加者が、過去よりメロディを受け継ぎながら未来に遺し、旋律は永遠に紡ぎ出されていきます。

  4. ユーザーインターフェイスは、下の図のようになっています。

    ui

    1. セッションパートナー -- キャラのアイコン / プレイヤーの名前 / 場所
    2. 移動スピードと音色のゲージ -- 12または13段階
    3. セッション残り時間
  5. ある有名な「異星人とのコミュニケーションをテーマにした映画」で用いられたフレーズを解析した階調のサウンドが、各キーに割り当てられています。また、各キャラクターには、各々異なる楽器の音色が割り当てられています。例えばイヌはシンセサイザー、タコは打楽器、・・・といった具合に。

    誰かひとりとセッションを開始し、次に誰かと接触すると、今度はふたりとのセッションとなります。こうしてどんどんセッションメンバーはトリオ・カルテット・クインテットと増えていき、最終的には9人(Macintosh版は6人)までセッション相手を増やすことができます。

    もちろん、音楽を奏でながら自由に動き回ることもできますから、セッションメンバーが増えれば増えるほど、「リズムエンジン宇宙」いっぱいに、セッションメンバーが奏でる音楽と映像が響き渡っていきます。

    スピードをめいっぱい上げれば、地球を飛び出し、他の惑星まで飛んでいくこともできます。

    ログインから120秒間、プレイヤーは自由に音楽を奏で、また動き回り、セッションメンバーを増やしていくことができます。120秒が経過すると、自動的にログオフします。

ログオフと終了

ログオフ画面では、プレイヤーとセッションメンバーが奏でた音楽と映像のログ(=キー入力の記録・文字列)が表示されます。

log

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将来のビジョン

作曲ツールとしての発展

「リズムエンジン」は、ネット上の”いつかどこか”の誰か、また、未来や過去の自分自身といっしょに作曲していくツールとも言えます。セッションのログを五線譜で書き出す、あるいは入力時に譜面が表示されるようにすれば、新たな作曲手法の可能性が開けるかも知れません。

現実空間との重ね合わせ

GPS(Global Posisioning System)などの位置情報システムを備えた携帯端末を用いて、「リズムエンジン宇宙」を、現実空間に重ね合わせることができます。この場合、プレイヤーはカーソルキーでキャラクターを操作するのではなく、自分自身が歩いて動き、例えば携帯電話のボタンを使って音楽と映像を奏でます。プレイヤーが何時も通る道で、「インターネット上の”いつかどこかの”の誰か」そして「その道を通っていった、過去の誰か」との音楽セッションが楽しめるという訳です。

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制作スタッフ

開発チーム

チームフォトン / 株式会社フォトン
| mail | web |

株式会社フォトン+
斎藤智喜 (from Most-Music) | web |
田中浩也 (from Space-Time-Designs) | web |
野口伸吾 (from daifukuya.com)
川口敦彦 (from Angelweep)
森山尋

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